TBS「噂の東京マガジン」のスタジオイラスト
TBSの日曜日の午後に放送されて30年
TBSにて、毎週日曜日の午後13:00時から放送されている長寿番組「噂の東京マガジン」。
正直、当方がもっと若いころは観ていなかったけど、今や毎週観てる。この番組の「日曜日の午後のこの感じ、この感じ」感が好き。
なんだったら、「噂の東京マガジン」→フジ「ザ・ノンフィクション」の流れが好き。
30年続いている長寿番組だけあって、どこか古臭い感がなくもない。また、出ている方々がほとんど高齢者。40歳以下はいないんじゃないだろうか。また、アシスタントの小島奈津子さん(元フジテレビアナウンサー)以外、男(老人&初老)しかいない。
でも、この落ち着いた感が好き。
そもそも「番組アシスタント女性」がいるというのも何か、昔から続いてる番組ならではだと思う。今の新しい番組だと、大抵は局のアナウンサーだ。
当方が”こんな番組があるのか”と意識した頃には、北野誠 さんと、志垣太郎 さんがまだレギュラー陣にいた。
そしてオープニングの曲がもっと長かった。
「噂の東京マガジン」のオープニングテーマ曲 MALTA『SEXY GALAXY』
関西だと、街の困りことや、近所の事件など、そういったところを追求するワイドショー的な番組が多いのだが、割と関東はそういった番組が少ない。夕方のワイドショー番組よりも、もっと行政のトラブルなどを追求してくれる「噂の現場」など、いいコーナーが多い。
簡易キッチンが組まれた屋外ロケにて、若い女の子に料理のお題を振って、その場で作ってもらう名物コーナー、「やって!TRY」。
令和の時代になって、「平成の常識・やって!TRY」から「令話の常識・やって!TRY」へとコーナーのタイトル名が変わった。また、料理に挑戦するのは、今までは「TRY娘」と呼ばれるだけあって、若い女性ばかりであったが時代を組んで男性も選ばれるようになった。
桜玉吉 氏の漫画にて、このコーナーがチラッと出てくるシーンがあり、料理に失敗する若い娘たちをスタジオで笑う老人たちの図に、チクッと針を刺していた。
正直、当時は当方も若い女性を笑いものにした嫌な番組だなと、少々思った節がある。しかしながら、当方も年を取り、手本もマニュアルもないまま、己のイメージする料理の姿を浮かべ、お題となるメニューに挑戦する姿がとても素敵だと思う。マラソンを応援する感覚にも少し似てる。まあ、若い娘さんが頑張る姿は孫を見るかの如く可愛らしいものだ。
スタッフさんが女性に緊張感を無くしてもらうために、タメ口で話すとこもいいぞ。
「やってTRY」の収録の場所には、飯田橋や池袋のサンシャインや町田などが選ばれる。いつか収録の現場を見てみたい。高尾山で撮影したこともあるよね。夏とか。
コロナ感染リスクの恐れもあり、このコーナーは今のところ、過去の総集編が毎週流されている。
「噂の現場」が放送されないときの、風見しんごさんの「歴史さんぽ TOKYO大好き!!」もいいね。
とにかく続けて欲しい。もう保存的な番組だし、この番組だけ昭和感がまだどこか残っている。とにもかくにも貴重な番組だ。なんだったら毎日放送されても絶対観ると思う(出演者の体力が持たないと思う)。
末吉くんは芸人を卒業してしまったので、オープニングからCMに入る直前に、もう末吉くんをチラッと観ることは出来ないが、乱一世 さんのナレーションをフルに聞けるいい番組だ。当方としては、「トゥナイト2」以来の乱一世 さんだ。
とにかく続けて欲しい。
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