「愛という名のもとに」鈴木保奈美、唐沢寿明、江口洋介、洞口依子、石橋保、中島宏海、中野英雄 イラスト
ドラマ「愛という名のもとに」イラスト
『愛という名のもとに』(あいというなのもとに)は、1992年(平成4年)1月9日より3月26日まで毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系列の「木曜劇場」枠で放送されていた日本のテレビドラマ(トレンディドラマ)。脚本は野島伸司。
出演は、鈴木保奈美、唐沢寿明、江口洋介、洞口依子、石橋保、中島宏海、中野英雄。
チョロと呼ばれる中野英雄の逃亡の末の某シーンが有名。
ドラマロケ地として、「神宮外苑いちょう並木」も有名。
平均視聴率は24.5%、最終回には最高視聴率32.6%を記録。プロデューサー・大多亮の希望もあり、主題歌は浜田省吾の「悲しみは雪のように」。既存曲だったが、アレンジを大幅に変更して、同年2月1日に23枚目のシングルとして発売された。ドラマタイトルにもなった挿入歌「愛という名のもとに」とのカップリングで発売された。
ドラマの劇中でも浜田の楽曲が多数流され、大々的に浜田をフィーチャーした内容だった。
日本映画専門チャンネルやFODで視聴可能。
野島伸司脚本
野島伸司脚本らしいスピーディーな展開、不倫、自殺未遂、強制性交未遂、仲間の自殺、今で言うパワハラ等、トラブルや不幸のオンパレードは勿論、“ダイヤルQ2” “学歴社会” “フィリピーナのジャパゆきさん” “ゴルフ場乱開発による自然破壊” “ボランティア”といった当時の世相(バブル崩壊不況)を反映した内容、そしてストレートな理想主義的台詞(例:何かというと登場する「仲間っていいな」)などが独自の世界を形成した。
脚本家・野島伸司は1988年にデビューして以来コンスタントに佳作を発表してきており、それまで『君が嘘をついた』『すてきな片想い』『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)などの純愛を描いてきたが、本作で若者の闇を描いて以降、作風を激変させた。
本作以降、『高校教師』(TBS)『ひとつ屋根の下』『この世の果て』(フジテレビ系)『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(TBS)『未成年』『聖者の行進』(TBS)と、過激な設定や描写の作品を連発した。この『愛という名のもとに』で、その後の社会派ドラマ(あるいは「不幸ドラマ」)路線への足がかりを得たと言われる。
AIi to iu na no motoni/Illustration
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イラストレーター 森本レオリオ
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