「三笘の1mm」三笘薫“奇跡の1ミリ” FIFAワールドカップ2022 日本vsスペイン戦 VAR判定シーン イラスト
「三笘の1mm」とは
2022年12月1日に行われたFIFAワールドカップカタール大会グループE第3戦の日本vsスペイン戦において、日本が2点目を挙げた時の三笘薫のプレイ。
どれだけボールがラインに残っていたか計測した結果、わずか1.88mmという結果であった。そのためこの出来事を三笘がボールを拾った時の残りラインにちなみ「三笘の1mm」と呼ばれるようになった。
日本はこのグループにてドイツに2-1と勝利し、ドーハの歓喜に沸いたが、続くコスタリカに0-1と敗れてしまう。
グループ最終戦の相手はFIFAランキング7位でコスタリカ相手に7-0と大勝したスペイン。日本はこのスペイン相手に最低でも引き分け、できれば勝利が必要であった。
試合早々スペインの猛攻に遭い、前半11分に早くも失点してしまう。しかしその後はなんとか守り抜き、0-1で前半を終える。
後半になり森保監督は堂安律と三笘薫を投入するとまず堂安が期待に応え、後半3分に同点ゴールを決める。そして後半6分に堂安が再びシュートを放つもゴールを逸れてボールはエリア外に出ようとしていた。
しかし、そのボールを三笘が必死に追い、ラインから出たかどうかの場所で左足でボールを当て、そのボールがスペインゴール前に飛んでそれを田中碧が押し込んでゴール。
しかしスペイン側が三笘が当てる前にボールがエリア外に出ていたとアピールしたため、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定となる。
そしてVARの結果は「三笘はボールが完全にエリア外に出る前に拾っていた」としてゴールが認められ日本は逆転。その後スペインの猛攻を防ぎ切り、2-1で勝利し決勝トーナメント進出を決めました。
VAR判定とは
VAR判定とは、サッカーで使われるビデオ・アシスタント・レフェリー(Video Assistant Referee: VAR)による判定システムのことです。VARは、試合中の重大な判断において主審をサポートし、誤審を防ぐために導入されました。
VARが関与する主な場面
ゴール判定:
ゴールが認められるかどうかの確認(オフサイド、ファウル、ハンドなど)。
PK判定:
ペナルティエリア内でのファウルやハンドの確認。
退場処分:
一発退場となる重大な反則の確認。
選手識別の誤り:
主審が間違った選手にカードを提示した場合の訂正。
VARの導入により、判定の正確性は向上していますが、以下のような要素が確実性に影響を与えます。
カメラアングルの限界:
一部の角度からは判定が難しい場合もあります。
人間の解釈:
VARは映像を見て助言を行いますが、最終判断は主審が行うため、解釈の差が出ることがあります。
技術の精度:
オフサイドラインの自動描画技術など、技術が進化することで判定精度は向上していますが、完全ではありません。
課題
判定に時間がかかることで試合の流れが中断される、また判定結果が曖昧だとファンや選手から不満が出ることもあります。
全体として、VARはサッカーの判定に革新をもたらしましたが、さらなる改善の余地があります。
テレビ番組・広告・Yottubeチャンネルのイラストレーター森本レオリオ このホームページにつきまして
リアルイラスト/テレビワンシーン イラスト/illustration